"マグネシウム加工の課題-主要需要分野からの要望"と題しての講演会があります。

自動車部品マグネ化の課題           日産自動車㈱

鉄道車両部材マグネ化の課題          東日本旅客鉄道㈱

ダイカスト成形におけるマグネシウムの課題  筑波ダイカスト工業㈱

一次電池マグネ化の課題   など

今までの講演会では、大学や研究機関、いわゆる川上からの講演が多かったのですが、

川下である実際のユーザーから現状の課題や改善点などの意見を聞き、よりマグネシウムを

普及させることが目的です。

日時   3月28日(水) 10:00 - 16:40

場所   東京都中小企業会館 C会議室  東京都中央区銀座2-10-18

問合せ  (社)日本マグネシウム協会 事務局  Tel  03-3538-0230

ご興味がある方は、ご参加ください。

 

マグネシウム合金の接合、これは溶接だけではなく他の合金と同様、色々な方法が可能に

なってきました。接合技術の進歩に伴い、マグネシウム合金を使った構造物への応用範囲も

広がることと思います。今回は、日本大学生産工学部で施設見学と接合実演を行います。

実演内容は、TIG,パルスYAGレーザー、プラズマ、摩擦圧接、FSWなどであり、このような

実演を一度で体験できる貴重な技術講習会です。

また、SPR接合、アーク溶接などの講演もあります。

日時 : 3月16日(金) 10:30~16:30

場所 : 日本大学 生産工学部機械工学科(津田沼キャンパス 12号館)

問い合わせ先 :  日本マグネシウム協会 

            電話 03-3538-0230

 

 

 マグネシウム合金板のプレスは、200~240度程度での温間プレスが必要です。

これは、マグネシウムの結晶構造が六方晶であることが原因で、そのため、なかなか

プレス関係の需要が伸び悩んでいました。

 そこで朗報です。日本金属㈱が汎用合金AZ31Bに常温加工性を持たせたTMP(集合組織制御)材を開発しました。このTMP材であれば、従来のアルミプレス業者も設備投資なしでプレス加工が出来るのではないでしょうか?

板材自体の価格は、アルミに比べると高いのは現実問題としてありますが、製造コストはアルミと変わらない。材料コストのデメリットをマグネシウムの特性(軽量、比強度、減衰能など)でカバーできるアイテムが見つかれば、マグネ市場の活性化も期待できるのではないでしょうか?

 

 

 新年明けましておめでとうございます。

本年もよろしく御願い致します。

 1月の展示会・講演会の案内です。

1.第二回 クルマの軽量化技術展

会期 : 1月18日~20日  10:00~18:00

会場 : 東京ビッグサイト

主催 : りードエグジビション ジャパン株式会社

 近年、HV・EV車が注目されている関係で、クルマの軽量化は必須です。

マグネ合金の活用というテーマで出展される企業が数社あります。

是非、足をお運びください。

2.平成23年度第二回技術講演会 -日中韓欧先端マグネシウム材料研究開発動向-

日時 : 1月17日

会場 : 江戸東京博物館(東京都墨田区)

主催 : 日本マグネシウム協会

 各国におけるマグネシウムの材料開発の動向を紹介します。

より軽量化、より強度化、難燃性など興味ある発表があるのではないでしょうか?

詳細は、日本マグネシウム協会へお問合せください。

 

 

 

11月6日早朝のテレビ番組を何気なく見ていたら、聞きなれた言葉が飛び込んできました。

栃木県南部で高質のドロマイトが採掘されていて、カルシウムとマグネシウムが1対1の割合で含まれており、用途は細かく砕いて農業用肥料に使われているとのことでした。

マグネシウムは、元気な野菜を作るために必要で、青々とした野菜は、マグネシウムのおかげだそうです。その採掘企業ででは、肥料用の売上額が年間70億円だそうです。

そういうと、第二次大戦前は日本でもかなりマグネシウム精錬を行っていました。

用途は軍需でしたが、終戦と共に軍需が激減したために衰退の一途をたどり、やがて

全て閉鎖し、輸入に頼るようになりました。今では、90%以上が中国からの輸入です。

マグネシウムの需要規模が大きくなっても、もう日本での精錬は難しいでしょうね。

品質が安定した安いマグネシウムが輸入できれば、それもOK!!

用途開発が最重要課題ですね。