マグネシウム合金の表面処理ーメッキー

10月5日-7日にインテックス大阪で開催された"第14回関西機械要素技術展"に行って来ました。マグネシウム合金の表面処理は、一般的には化成処理-塗装、或いは、陽極酸化処理-塗装ですが、マグネシウム合金にメッキ処理が出来ればと前々から思っていましたが、マグネシウム合金にメッキという分野に取組んでいる企業がありました。

メッキ処理のメリットとして

1.金属感   外観使用する製品への装飾性の向上

2.磨耗性   塗装に比べてはるかに磨耗性が優れている

3.導電性   ノイズ対策

逆に、密着性がどうなのかという心配もあります。万一、剥がれた場合にはメッキ被膜が鋭利な刃物になることも想像できるからです。マグネシウム合金もダイキャスト用合金からプレス用合金、切削用合金と開発されてきていますが、全てのマグネシウム合金に適用できる密着性が高いメッキ技術が開発されれば、市場も格段に大きくなるでしょうね。川上からも川下からも用途が考えられる一貫した技術開発が急務ですね。